第1回家庭教育講座
「楽しい自由研究の進め方 ~図書館を使った調べる学習を通して~」
日時:2023年6月9日
講師:清教学園中・高等学校 探究科教諭/図書館を使った調べる学習コンクール審査員 片岡 則夫氏
ご参加いただいた保護者の方からいただいた感想を掲載します。
2年生保護者
子どもより親が熱くなってしまうこともある自由研究ですが、テーマ選びも具体的な調べ方も、感想・結論も、「主人公はあくまで子どもだ」ということを繰り返し強調する内容でした。親が口を出すのは逆効果だし、「ダメ出し」はもっとダメ。講師の片岡さんが、「『調べさせられ学習』はやめたらいい。ためにする『調べ学習』なんて、面白くないよね」までおっしゃったのが印象的でした。
ただ、疑問もわいてきました。子どもの主体性の尊重ということを突き詰めると、夏休みという特定の時期に、すべての子どもに一律に、事実上強制するというやり方は、そもそも根本的な矛盾を含んでいるのでは?
モヤモヤした気持ちで聞いていると、後半で疑問に答えてくれました。「自由研究は、結果ではなくプロセスが大事」「(研究が終わらずに)中途半端なまとめになったっていい」
テーマ選びなどを巡り、自分は何が好きで、何を面白いと感じるのかを深く考える。どういう分野に興味・関心があるのか、子どもが自分の頭で考える。そういうきっかけになれば、それだけでも十分意味があるということだと納得できました。
主人公はあくまで子ども。
保護者としては、ちょっと肩の力が抜け、気持ちが楽になる講演でした。
6年生保護者
自由研究についての講演会に参加してきました。 自由研究とつきあう心構えとして、主人公は子どもであり入賞のための学びではなく、興味を持って楽しんで学ぶ過程が大事とのことでした。 ついつい、口出ししたり手を出したりしてしまいがちですが、小学校最後の自由研究は子どもに任せようと思いました。