第4回家庭教育講座
「子どもが主体的に学ぼうとする意欲を育むには」
日時:2023年9月5日
講師:一般財団法人 共生と共育ネットワーク 木村尚文氏
ご参加いただいた保護者の方からいただいた感想を掲載します。
2年生保護者
主体的に学ぶ意欲を育むために、子供(人)の話を上手に受けとめようという内容の講演でした。
2人1組でのコミュニケーションのワークを交え傾聴スキルの重要性を学びました。
個人的な感想としては、こんなことくらいでは自ら宿題や勉強をやる子供にはならないだろうなと思いましたが、楽しかったです。
3年生保護者
講演は自己肯定感が根本に大切だということや、親の声がけによって表面的に大人しくていい子でいても内面では不安や悩みを抱えているのに、大人の顔色をうかがって表に出せていないケースなどもあり、改めて子どもへの関わりに気をつけようと思いました。
日々のなかでつい無意識に子どもの投げかけや問いかけに対し、
自分の予定や心配事を返答したり、せかしてしまったり家事優先でリアクションが薄かったりと、そのような積み重ねは子どもの自己肯定感や人格形成、学習への意欲に深く関わっていると感じました。
多々改善すべき余地を、自分に思いたさせる意義のある講演でした。
対面で話し合うというスタイルも一方通行でなくて良かったです。
今後の子どもたちの物事への取り組みもバレーボールのようにみんなで意見を出し合う形式を推奨されていました。
その際に決して共感できない子どもや他者の意見であっても、あたまごなしに否定しない
いったん受け止めてできるかぎり許容してあげる
個々に違う考え方や意見のなかで折り合いをつける訓練が大切というところも改めて大切におもいました。
ただいったんそれを実行に移すとなると自分も疲れていたり急いでいる日は子どもに対して優しく丁寧に言葉を選んで接する難しい面もあるので、
定期的に講演で聴いたような内容は問いただしたり、繰り返したり、
思い出して自分自身くりかえす必要も感じました。
4年生保護者
主体的に学ぶ意欲を育むには親は自分の普通という考えを押しつけるのではなく、子供を尊重し認めてあげる事が大事である。そこから子供が主体的に学ぶ意欲がうまれるという事でした。
子供との日常会話でも共感してコミュニケーションをとる事が大事だと改めて思いました。
成長すると親子の会話も少なくなりがちですが、もっと向き合って話そうと気付かされました。
5年生保護者
主体的に学ぶ意欲を育むために…、安心安全な場が必要で、それは親をはじめとした人間関係がとても大事だと改めて思いました。
子どもの言葉や思いに共感して受け止めて、成長ともに見えにくくなっていく心の奥の方も安心して開いて見せてくれる関係。ついつい、親の価値観や経験から、親目線の当たり前を子どもに押し付けていることがあったかもしれないと、自分の関わりや言葉を振り返りました。だんだん大きくなってきた子どもたちですが、今からでも遅くないと思いに、大いに共感して一緒によりよい時間を過ごしたいと思いました。
そうやって、安心して自分を出せる場があってこそ、自分で考えて判断して行動出来る、主体的な学びがあるのだろうと思います。
2人1組でのワークでは、保育園児3人の男の子のママとペアになりました。我が家も男の子3人なので、境遇が似ていて話が弾みました。大人同士でも共感し合えることで、互いに興味を持って関係を深めていけることも感じました。
美味しものを、一緒に「おいしいねー」ってニコニコし合える親子でいつまでもありたいなーと思える、温かい講演でした。
5年生保護者
社会が激変し、親世代の常識や知識の伝達ができない今、主体的に学ぶ姿勢を身に付けるにはどうすればいいか、出席者も参加する形で勉強する講演会でした。
子供をありのままに受け止め、自己肯定感を高めていくことが、いまを生きる力につながる、という流れを丁寧に講演していただきました。
日頃忙しさの中で、流してしまいがちな会話の中に、これからの時代を生き抜く力を育むヒントがある、と力強いメッセージをいただけたと思います。