2024年6月26日(水)に開催されました、文京区スクールガード連絡会に参加された保護者の方から感想を頂きましたので掲載いたします。

内容:第1回スクールガード連絡会
日時:2024年6月26日(水)
講師:うさぎママのパトロール教室主宰 武田信彦氏


3年生保護者

講演では、子どもが犯罪被害にあうのは9割が一人の時、もしくは子どもだけの時。暗い場所や人目につかない「場所」だけが危険なのではなく、どこであっても「子どもだけの時」が危険なのだと強調されていました。

一方、共働き世帯の増加などにより子どもが一人になる環境が増えている。保護者および地域全体で見守り、子どもが一人になる瞬間、子どもだけになる時間をなくしていくことが最大の防犯になる、とのことでした。

地域犯罪が発生しないことは、スクールガードの活動が犯罪を未然に防いでいる成果でもある。地域の子どもの安全を守るために、活動を継続し、その重要性を再認識することが重要、とのお話でした。

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講演の後、各校の情報交換会があり、根津小では、防犯が高まることからスクールガードの方以外にも、通勤や買い物、送迎時など可能な時に黄色いベストを着用して活動に参加する保護者もいることを共有しました。たしか年度はじめに有志の方にベストを配布していたと思います。私も持っております。今後はより意識して着用しようと思います。

改めてスクールガードの皆様に、改めて感謝申し上げます。


6年生保護者

子供を守る地域の防犯力は、

●子供の力
●大人の力
●地域の力

の三つの力で構成されます。AIでも防犯カメラでも犯罪は防げません。人の力でしか防げない、という言葉が力強く響きました。

人の力を育むのが、コミュニケーションや信頼や助け合いの力で、これは挨拶で育ちます。
挨拶すると、かえって悪い人にも心を許してしまうから…ということで、昨今は控える傾向がありますが、そんなことはない!というメッセージが心強く感じました。
根津の皆さんはよく挨拶をかわしますが、その大切さをあらためて感じました。

そして、最近は、防犯の見回りボランティアに、高校生や大学生がよく参加するそうです。聞くと、「自分達も子供のころ、見守りを受けたから、今度は返す番」と自然に話すのだそうです。
幼い頃にスクールガードの見守りを受けたことを、子供たちはよく覚えています。そして、その見守りの心を下の世代に自然に返すようになる…と聞いて、心が温かくなりました。

スクールガードの皆さんの毎日の見守りが、根津の子供たちにも確実に種をまいていることを実感し、あらためて感謝の気持ちがわきました。


参考:うさぎママのパトロール教室