第5回家庭教育講座
「算数の楽しい学び方」
日時:2024年10月10日
講師:明星大学 客員教授 星野孝雄氏

ご参加いただいた保護者の方からいただいた感想を掲載します。


6年生保護者

どうして数学(算数)を学ぶか、というところでは、世の中にある様々な現象を表すために発展してきた、それらを表したり知るために数学があるというようなお話でした。
ただ、公式などを丸覚えするのでは意味がなく、生活の中で実際に体験することで理解し、身についていくというお話でした。仕組みを知って理解することが今後、中学高校大学と進んでいく時には大事になるとのことで、興味を持って学習することが大事なのだと改めて思いました。
買い物で計算したり、物を比べたり。実際にいくつかの展開図のある紙があり、点を結んで切り取るとどんな図形が面になるのか、数字を32個書かれた6枚のカードを使って、思い浮かんだ数字を当てるマジックのようなゲームなど、算数を楽しんで学ぶきっかけになるような内容でした。二次元では分かりづらいこともあり、展開図も実際に羊羹や豆腐などを切ってみるといい…とおっしゃっていたので、子どもと家でやってみると楽しいのではと思いました。
小学校など子ども向けのワークショップで、ごく少人数でやると算数を楽しめる会になるのではと思いました。


2年生保護者

文部科学省が定義した小学校学習指導要領では、算数の目標として以下のように記載があります。「数学的な見方・考え方を働かせ、数学的な活動を通して、数学的に考える資質・能力を次の通り育成することを目指す」
また、講師が考える算数学習において重要な点は4点。
・理解して納得する
・マイルールを作らない
・形式的に処理できるようにする
・思考の節約
講師のお話で、一貫していたのは「活動」を通した思考によって理解力が深まるという点でした。
一方で、買い物は電子マネーで行う、など時代とともにこどもたちの数学的活動も変わってきています。

教科書の2次元の情報だけでは理解に至るまでが困難な場合、3次元で実際に目で見て触れてみて思考して落とし込むことが早期理解につながります。そのため、こどもが悩んだ際には、今の時代に即した形で親として、どのようなサポートができるか一緒に考えながら共に学んでいくことが重要だと認識しました。