第7回家庭教育講座
「家庭で性教育をどう伝えるか」
日時:2024年12月10日
講師:NPO法人ピルコン理事長 染矢明日香氏
ご参加いただいた保護者の方からいただいた感想を掲載します。
6年生保護者
性に関することはとてもデリケートで、子どもに伝えようとするとなかなか抵抗があることかなーと思います。今日の講演では、性のことをしっかり伝えたいから、ぼかすような表現ではなくきちんと伝える…という内容でした。
年齢毎にどんな内容ではどんなふうに伝えていくと良いのか、というのが具体的にレジメに載っていました。また、性教育をきちんと伝えていくために、分かりやすい内容のサイトや書籍の紹介もありました。
小さい時から、NOと安心して言える環境や関係作り、はっきり意思表示出来る心を育てていくことが、性に関することに限らず必要なのだということでした。同意がなければ、人を傷つける暴力になってしまうから。また、子どもだからと言って、声掛けもせずオムツ替えをしたり、入浴時に服を脱がせたり、ノックせずに部屋に入るなど、プライベートな関わりも守られるように接する必要があるということで、気をつけなければならないと実感しました。
日々の生活の中で、性のことを避けるのではなく、敢えて話題にすることで、ネットに溢れる間違った情報から、子どもたちを守って、正しいことや人に対する優しさを育てて行けるようにしたいと思いました。
5年生保護者
日本の学校での性教育は、子供達の発達段階に合った内容であって、性交や避妊は教えてはいけない?と捉えられる事が多いとの事でした。
他の国では5歳から18歳以上の年齢層で繰り返し学ぶ。
幼い頃からの教育によって、意図しない妊娠、病気など避ける事ができる。
知識があれば、自分で自分を守る事もできますし、嫌な時はハッキリNOと言う教えも大切だと実感しました。
親子で性の話しは話しにくい内容ですが、今日紹介いただいた動画や書籍を利用し、会話のきっかけが作れたらと思いました。
2年生保護者
性教育について日本の学習要領では、はどめ規定(すべてのこどもに共通で教えるべきでない事項が設定)により、学校で学ぶことは多くないそうです。つまり、こどもたちは家庭、友人、インターネット、マンガなど様々な情報に触れることで深くを学んでいくことになります。誤った情報も多いため、講師からは、家庭で冷静に淡々とした態度で正しい性教育をしてあげることが重要であるとの言葉がありました。ただし、大人の常識を押し付けることをしてしまうのではなく、こどもがどう考えるかに重きを置き、納得して腹落ちしてもらえるような対話形式が望ましいとのことです。仮に、自らも誤った知識において発言してしまうケースもあるかもしれません。その際は、誤りを訂正し改めてこどもと対話すればいいので、躊躇せずまずはこどもとコミュニケーションを取ってみてください、との言葉に背中を押された思いでした。